宮崎は元気でした!
少し時間が過ぎてしまいましたが、先月末、産地と製材所、そしてプレカット工場の見学に宮崎、そして鹿児島(鹿児島は観光的色あいが強いのですが)へ行って参りました。 宮崎と言えば東国原知事に始まり、口蹄疫、鳥インフルエンザが収まったと思ったら新燃岳の噴火と災難続きでは、ありましたがしかし、今回の東日本大地震により、すっかりとその報道もされなくなり、どうなっているのか?とお思いの方も少なからずいらっしゃる事と思いますが
結論から申し上げますと、宮崎は元気です。訪れた都城市は人口17万の都市で、とても活気が溢れ多くの人や車が道を行きかっていました。
当然、風向きによって新燃岳の降灰はあるようですが、それでも人々は皆、自然に向き合いめげていません。
宮崎は農業や林業が主産業で日本でもトップクラスと言う事で、工場で働かれている人の数や規模もこちらの製材所などで見かけるそれよりも、うんと多く、先進機械が導入されています。
又訪れた会社では、独自に実験を繰り返した乾燥技術により割れが少ない木材を供給しているそうです。
工場内に降り積もった火山灰がこのように敷地の隅に追いやられ、この後土嚢袋に詰めて所定の場所に出しておけば市が回収してくれるそうです。
春休みと言う事もあって、チケットの加減で鹿児島空港からの離発着で、出発までの時間を生かし、桜島観光となったのでした。
写真は錦江湾から望む桜島。桜島の南側です。
溶岩遊歩道から望む桜島。ゴーゴーとジェット機のエンジン音のようなうなりを上げる噴火口からはモクモクと白い煙が立ち込めていました。
こんな厳しい環境にもめげず先ずは松が生えています。
鹿児島市内の展望山からの桜島。島の北側ですが、丁度この時に噴火したと言う事で、灰色の煙が吹き上げ始めました。
そして最後は犬、と思いきや、その背後にはあの西郷どん、こと西郷隆盛の像が桜島を眺めて立っています。
この犬は西郷隆盛の愛犬のコピーだそうです。コピーって・・・。
今回の地震で被災地となった、各県の観光地へも、このように又多くの方が訪れる日を信じて、復興を願います。
私自身、東北方面には行った事が無いと思っていたのですが、ある光景を目にして、記憶が蘇りました。
御土産物店、目の前の観光船乗り場、全部が津波で無茶苦茶になっている光景。
元の姿形はありませんでしたが、確実に訪れた事がある地です。
そして松島で乗った遊覧船に寄ってくるカモメに餌をやらないように、と流れていた船内放送が思い出されます。
かなり気が早いかも知れませんが、復興した折には、又皆で行ってあげようじゃあ、ありませんか。