相互関税を考える
アメリカのトランプ大統領により相互関税が
発動されました。これは海外から入る安い輸
入品に高い関税をかけることで自国製品を守
ろうとする行動との認識ですが、先日書いた
ウッドショックの時に起こったことから、今
後を勝手に想像してみようと思います。
先日の記事ではウッドショック時には善良な
山側の対応により割を食う事は無かったと書
いたのですが、これは供給されにくくなった
ことは無いと言う意味での割を食わなかった
と言う意味でして、実は価格に関してはウッ
ドショック以前よりも高い価格になってしま
いました。
つまり、安い輸入木材が入らなくなったこと
で国産木材の需要が高まり、国産木材の価格
が上がったのです。
但し、山側の事情からすると、それまでの国
産木材の価格が安すぎて、山で木を切って出
してきて製材して出荷して終わりで、次の世
代に繋ぐために再び木を植えて育てる費用さ
え賄えなかったそうです。
話が逸れましたが、需要が高まれば当然のよ
うに値段が上がります。トランプ大統領の政
策では、自国の製品の需要を高めようとして
いるのだと思いますが、需要と供給のバラン
スで自国製品の需要が高まれば、自ずと値上
がりにつながり、低所得層の方々にとって決
して望まない結果になると思います。
即ち、自分で自分の首を絞める愚かな行為で
あると思います。その結果は数か月後には明
らかになるのではないでしょうか?