ウッドショック以来
先日、日経新聞のネットニュースに輸入木材
の在庫がウッドショック以来の量になってい
るとの記事をみました。着工戸数の減少を見
据え輸入商社が在庫量を調整していることが
原因だそうです。
ウッドショックの時、普段国産木材を活用し
た家づくりをしている我々としては対岸の火
事か?と思っていたのですが輸入木材が無い
のなら国産木材を使えと言ことで、国産材の
奪い合いが始まり割を食いそうになりました
が、善良な山側の対応によって奪い合いに巻
き込まれずに済みました。
日本には切り旬を迎えた或いは切り旬を過ぎ
た多くの木材が眠っています。切り旬とは、
木を植えておよそ50年もすると二酸化炭素
を吸って酸素をつくり出す能力が衰えてきま
す。そのような木々は積極的に切って次のス
テージに活用してあげることが自然の循環と
なります。
山の木を切ることは自然破壊だと言う方が時
々おられますが、それは違法伐採された海外
の木のことではないでしょうか?
しかし現在の日本の山の木々は、殆どがチッ
プ化されてバイオマスなどの燃やすための燃
料となることが多いそうです。他に活用でき
る方法は無いのでしょうか?
建築用材として活用することは最も体積(ボ
リューム)を稼げるので理想なのです。資源
の少ない日本で、木は自給できる数少ない素
材の一つですが、今の政策のままではお米も
同じ道をたどりそうな不安を覚えるのは私だ
けでしょうか?