兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

雪留め金物


私が住む丹波では家を建てる際に屋根に雪留
金物を設けることが殆どです。雪下ろしの習
慣がない所では、多分殆どの場所で雪留金物
を設けることになると思います。

雪留金物の役割は、一時的に、この金物の位
置で雪が地面に滑り落ちるのを防ぎ、屋根の
下に居る人の安全性が守られます。と同時に
軒樋の破損も防止できます。

最近では、ドカッと雪が積もる頻度は減りま
したが、それでも1シーズンに何度か、積も
るので、この金物はほぼ必須と言えます。

では、どの地域まで行けば、この金物を付け
なくても大丈夫なんだろう?と思うのですが、
お隣の丹波篠山市辺りでは未だ必要なように
思い、設計の際に付けるようにしています。

更に南下し三田市辺りまで行くと微妙な感じ
です。多分、要不要のボーダーラインが、こ
の辺りのような気がするのですが、今度三田
辺りに行く機会に辺りの住宅をしっかりと見
まわしてみようと思います。

雪留金物の形状には様々な物があります。羽
根のような物や、当方ではL型アングルを溶
融亜鉛メッキした物を採用することが多くあ
ります。屋根の素材に何を採用するかで、そ
れらは変わってくるので最も不自然でない物
を採用していきたいと思っています。

今日の写真の建物では屋根が大きいため2段に
雪留金物を設けています。

Narito Ashida雪留金物