雪留め金物
私が住む丹波では家を建てる際に屋根に雪留
金物を設けることが殆どです。雪下ろしの習
慣がない所では、多分殆どの場所で雪留金物
を設けることになると思います。
雪留金物の役割は、一時的に、この金物の位
置で雪が地面に滑り落ちるのを防ぎ、屋根の
下に居る人の安全性が守られます。と同時に
軒樋の破損も防止できます。
最近では、ドカッと雪が積もる頻度は減りま
したが、それでも1シーズンに何度か、積も
るので、この金物はほぼ必須と言えます。
では、どの地域まで行けば、この金物を付け
なくても大丈夫なんだろう?と思うのですが、
お隣の丹波篠山市辺りでは未だ必要なように
思い、設計の際に付けるようにしています。
更に南下し三田市辺りまで行くと微妙な感じ
です。多分、要不要のボーダーラインが、こ
の辺りのような気がするのですが、今度三田
辺りに行く機会に辺りの住宅をしっかりと見
まわしてみようと思います。
雪留金物の形状には様々な物があります。羽
根のような物や、当方ではL型アングルを溶
融亜鉛メッキした物を採用することが多くあ
ります。屋根の素材に何を採用するかで、そ
れらは変わってくるので最も不自然でない物
を採用していきたいと思っています。
今日の写真の建物では屋根が大きいため2段に
雪留金物を設けています。