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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

内窓

ここまでは、窓の話を3回ほど続けてきましたが、
どれも新築におけるケースでした。
今回はリノベーションのお話です。

リノベーションにおいて最も、
お手頃に出来る断熱対策として
内窓を付ける方法があります。

しかも今年も又、内窓を付けることで
利用できる補助金制度も
昨年に引き続き実行されます。

最もお手軽に出来る断熱対策と
申し上げたのは何故か?
と言うと窓、天井、壁、床など
外気に接している部位で
最も熱の出入りの多い部位が
窓からなので、窓に対策を講じることで
熱の出入りが改善されること、
そして内窓は特別な工事をすることなく、
今ある窓の内側に付けるだけで良いことが、
そのように表現した理由です。

もっとも一旦スケルトンの状態にまで
してしまうようなリノベーションでは
窓ごと交換するケースが多いとは思います。

と言う訳で、今日の写真は
マンションリノベーションの際に設けた
既存窓と内窓の様子です。

マンションは管理規約で窓を新しい物に
交換することが出来ない場合があります。
そのようなケースでは
内窓を設けることになります。

内窓を設置した場合、窓を開ける時に
一つアクションが増えることになります。
先ず内窓を開けて、そして元あった窓を
開けてと言った具合にツーアクション
必要になります。
それが唯一のデメリットなのかもしれませんね。

このケースでは、元あった窓がシングルガラス、
取り付けた内窓がペアガラスのため、
トータルではトリプルガラスの仕様になっていて、
結構な断熱性能が期待出来ることになります。

Narito Ashida内窓