兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

サーモスタット機能の無い水栓

2年に1度ほどの頻度であるイベントの際に
用意していただき泊まっていた、とあるビジ
ネスホテルの話ですが、このホテルのシャワ
ー水栓にはサーモスタット機能がついていな
くて、二つのハンドルを回し、お湯と水の割
合を自身で調整し適温を探らないといけない
昔ながらのシャワー水栓でした。

適温を探し当てても不要な時にシャワーを止
めると、又一から両方のハンドルをひねり再
び適温を探らねばならない面倒臭さがありま
した。

最初の内は、そのようにして必要な時に二つ
のハンドルを回していたのですが、その内に
面倒臭くなり、適温のままシャワーを出した
まま、シャワーが必要無い時にはヘッドをあ
っちの方に向けて使用するようになりました。

実はシャワーのお湯をつくり出すエネルギー
って相当必要になるし、その分光熱費も比
例します。

何故、このホテルは未だに、こんな古い水栓
のままなんだろう?といつも思っていました。
多分、他の部屋の人も同じようなシャワーの
使い方をされるのでしょう。

そうすると、このホテルの光熱費は結構な金
額になると思います。経営者がそこに気付い
てシャワー水栓を省エネ型の物に交換をすれ
ば、おそらくこのホテルの光熱費はうんと改
善すると思うのですが、さてどうなっている
のかは、次に宿泊する機会に恵まれた時に判
明します。

シャワ-の交換に初期投資が必要ですが、そ
れよりも毎月発生するランニングコストの方
がこれを上回ります。なのでシャワーを交換
することは経営者にとっても宿泊するお客様
にとってもメリットのあることだと思います。

実は、これ皆さんのご家庭でも同じことが言
えて、古いシャワー水栓をお使いの場合は新
しい物に代える方がお得なケースがあります。

既にサーモスタット(温度調節)機能がつい
ている場合は、シャワーヘッドだけを節水型
の物に代えることで光熱費が下がるケースも
多くあります。シャワーヘッドはネジ式にな
っている物が多いため水道屋さんに依頼する
ことなくご自身で交換できる物も多くありま
すので、ご家庭のシャワーが古い場合は一度、
御確認下さい。