引けない
「丁寧に暮らす家」の二期工事がかなり進みました。
今週10日には引き渡しになります。
お風呂と洗面の工事ですが
寒い時期に入る前に済ませませんか?
とのことで夏の暑い時期の工事となりました。
その間、洗面化粧台や洗濯機もここでは
使えないため、仮の場所で
ご使用いただかないといけないことが
寒い時期を前倒しした理由でもあります。
計画段階で天井にRを用い、
それを木で実現させようとしていたのですが、
果たしてその方法は?を模索しました。
結果としては一番、木にも負担が
少ない方法となりました。
木は曲げていません。
細幅の木を天井下地の形状に沿わせて貼っています。
天井の高い位置で洗面化粧台や洗濯機が
並ぶ上の空間は、手を伸ばしても
簡単に届く場所ではありませんので、
別に真っすぐに天井を貼る必要もありません。
であるなら空間を柔らかく見せる効果としての
Rにしても良いのでは?との発想です。
そしてRによって少し下がってきた壁との
隙間に間接照明を仕込んで部屋全体を明るく照らします。
結果として、この間接照明は正解であったと言えそうです。
尚、写真の向きのアングルは部屋の大きさの加減でこれ以上後ろに下がれない(引けない)ため私のスマホカメラでは上半分を写すのが精一杯でした。