個人競技、団体競技
夏も終盤に向かっていますが、
未だ暑さも厳しいですね。
先日まで高校野球が熱を帯びていた
と思っていたら世界陸上に
バスケットワールドカップと
スポーツの熱は未だ熱いです。
高校野球もそうですが団体競技は
ゲームの中に流れがあることを
感じました。
何を今更と思うかもしれませんが、
団体競技である野球と個人競技である
陸上、成績は別として一応、両方を
経験した身としては個人競技の場合、
ではどうやって流れを掴むのか?と、
ふと思ったのです。
遠い昔のことなので、
思い起こせませんが、
陸上の場合、短距離種目では
流れを掴む前に競技が
終わってしまいます。
となると、やはり練習の段階で
よほど鍛錬を積み、当日にベストの
コンディションに仕上げる必要がある
のではないか?と思った次第です。
そして、我々の仕事においても
不思議と流れがあるのか、
新築のご依頼が続く時は数年間、
新築ばかり、リノベーションが続く時も
又しかりで、不思議と交互に
ご依頼があることが稀です。
新築とリノベーションでは、
少し使うべき脳が違います。
新築の時はほぼ間違いなく、
思ったように工事が出来るのですが、
リノベーションの場合、
既存の躯体の状態によっては
思ったように工事が出来ない場合があり、
推測能力も必要になります。
勿論、出来るだけ事前の調査によって
現状把握に努めるのですが、
完全に把握することは難しく、
新築との勝手の違いに差を
感じさせられます。
その差を逆手にとって
生かすことも大事です。
設計は完全に個人でする仕事ですが、
設計だけでは単なる絵に過ぎません。
それを実現していただくためにはやはり、
造り手の協力が必要であり、
ある意味、団体競技のように
上手く連携していく必要があります。