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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

変色

外壁のモルタル塗り、いつも思うのが
塗りたての頃と乾いてからの色が
全然違うと言うことですが、
そう言えば何故そうなるのかを
調べたことがありません。

先ず仕上がってしまえば、
その違いはどうだって良いことになるのが
大きな理由と思います。

モルタルとコンクリートは根本的に
似て非なる物で、モルタルは
セメント+細骨材(砂)+水で
構成されるのに対し、
コンクリートには更に
粗骨材と呼ばれる砂利が加わります。

コンクリートは鉄筋を内包することで
建物の骨組みにも使用されるのに対し、
モルタルは床や壁の下地材や仕上げ材
などとして使用されます。

さて、そのモルタルの塗りたての頃と
乾燥後の色の違い、
一体原因はどこにあるのか、
私の推測では、塗ったばかりの頃は
使用する砂の成分の色の発出が早く出て、
乾燥とともにセメントの成分の色の
発出が強くなるからなのでは?
と思うのですが、さて如何でしょうか?

上写真は塗ったばかりの頃の外壁です。
やや黄色みがかったような緑っぽくもある色です。

そして、こちらが塗った後1週間ほど経った外壁です。
グレーっぽい感じですね。
もう少し経てば、もう少し薄まった感じになるとは
思いますが、殆どのケースでは、
この上に仕上げが施されるため
どの程度まで色が変わるのかは分かりません。