空気が動く
空気が動くことで建物の耐久性が上がる。
建物は空気が動かなくなると
一気に傷みが激しくなります。
空き家になった家が締め切ったままで
ボロボロになっている姿を目にされた方なら、
私が言っている意味をお分かりいただけると思います。
最近の建物は至る所に空気が
流れるようになっています。
今回の写真はお風呂の天井裏の空気を
動かすために設けたものですが
右下の丸いパイプはお風呂の換気用の物で
左上のパイプがお風呂の天井裏の換気を
促す意味で設けた物です。
又外壁に張り付けられた薄い木の板は
外壁通気桟と呼び外壁と躯体本体の間に空間を設け、
そこに空気を流すことで躯体本体の耐久性を
確保するための物です。
昔の家づくりには、このような考えがないため
仮に外壁が劣化した場合に
ダイレクトに躯体本体にも影響が
及ぶことが考えられます。