そう大したことでもない
前回、北海道基準って何?と言うことで
記事を公開しました。
では今回はその内容について説明します。
現在、国の省エネ基準を計る物差しとして
「Ua値」(ユーエーチ)と言う指標が使われています。
省エネ基準で最も厳しい1地域では
Ua値が0.46W/㎡K以下である必要があるとされています。
(Ua値は小さければ小さいほど性能が良いことを示します。)
じゃあ、この値を確保するのに、
物凄いことをしているか?と言うと意外にも
凄いことはしなくてもキープ出来ます。
何故そのように言い切れるのかと言うと、
当方で最近設計させていただいた住まいで
0.49W/㎡Kと言う値を確保しているからです。
1地域の基準クリアまで僅か0.03W/㎡K、
恐らく全てのサッシを樹脂サッシにしておけば
簡単に基準をクリアしていたと思います。
この時は付加断熱も何もしていません。
南面の大きな窓の性能上げたことくらいで、
あとは普段の仕様と殆ど変わりません。
(今後は当方の標準仕様も南面の窓の性能を
良くする予定です)
つまり国の省エネ基準ってそれほど高い基準ではない、
と言うことになります。
この他に最近言われるようになった言葉としては
ZEH(ゼッチ)基準と言う言葉もありますが、
省エネ基準よりも少し上の基準と
思っておけば良いと思います。
G1やG2相当などと言う言葉が出て来た時に初めて、
「おおっ」と思えるような仕様になります。
住まいづくりに使われる様々な言葉の言い回し、
その内容には凄いと思わせるようなものもありますが、
詳しいことが分かるとそうでもないんだ
と言うことが理解できると思います。