建てたい時が建て時
コロナ禍によって世間の状況も一変したように
思えますが、しかしコロナで留まらず、
ウッドショック、原油価格の高騰、
ウクライナロシア戦争と次々と
予想もしていなかった事態が起こっています。
当然、住まいづくりの現場も、
その影響を受けている訳ですが、
時期が悪いから少し様子見をして落ち着いてから
家のことを考えようとされている方も多いと思います。
しかし、一度上がった物の値段が、そう簡単に下がるか?
と言えば恐らくそなるには何十年と言うスパンが
必要になると思いますし、もしかしたら高値のままで
落ち着くことも予想されます。
そうこうしている内に年齢もどんどん年を経てしまい、
建て時を逸することになります。
今、国会では国民の賃金を上げることも
叫ばれて始めています。
実はサラリーマンのみならず、現場で働いている
職人さんの平均賃金も、もう何十年も
上がっていなくて、当然今の事態が落ち着けば、
今度は現場で働く職人さんの賃金が上がり、
建てたい人にとっては、益々建て難い状況に
なることだって想像できます。
ですので、一次所得層の方で30歳代に
差し掛かっている方にとっては、
「建てたいと思った時が建て時」で
様子見をすればするほど、
状況はどんどん悪くなると考えても
良いのではないか?
と言うのが私の個人的見解です。