兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

目先の損を嫌い大損をする

行動経済学には

「目先の損を嫌い大損をする」と言う

格言のような言葉があるそうです。

但し、これは人間の性であり

多くの方が持つ感情でもあると言っているそうです。

例えば、下に挙げた写真を元に

具体的な話をしてみます。

左手に写る黒い住まいが建つ敷地は

ご覧のような法面になっています。

しかし、その並びに建つ他の住まいは

写真の奥も手前も、どの家も皆

擁壁を造りながらも家が建っている位置だけを

見ると黒い家と変わりない位置に存在します。

仮に、設計料が高いからと当方に頼まずに

他に頼んでいれば、同じように擁壁を造って

はい、擁壁代何百万円の世界だったんですね。

それこそ、表題を字で行くところに

なっていたと思います。

特に建築では、このような擁壁が絡む

土地の場合、設計の工夫により必要のない

費用を抑える事も可能になる場合があります。

それは敷地の癖が強ければ強いほど

何かしらの可能性があると思って頂いても

良いのではないでしょうか?

又、よくある話では

中古住宅購入前の調査を専門家に見てもらうことも

表題のような状態を割けることが出来るパターンに

当てはまります。

調査料数万円が惜しいばかりに、調査も頼まず

瑕疵の多い物件を掴んでしまい、後に

補修費が何百万円掛ったと言うのはたまに聞きます。

仮に、調査の結果が異常なしであれば

調査料は安心料と考えておけば良いのではないでしょうか?

関西人はケチが多いと言われますが

そこをケチって資金計画に影響が出るのであれば

そもそも家を持つ資格が無いのか

若しくは、その資金計画がおかしいのだと思います。

Narito Ashida格言