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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

コンクリートの寿命

ごく一般的な話ですが

コンクリートの寿命って、

どの程度かご存知でしょうか?

建築をご存知の方は必ず、

学生時代か又は建築士試験の勉強時など

どこかで習うはずですが

一般の方は、もしかしたら

半永久的に建ち続けると思われている

かもしれませんね。

確かに出来たばかりの新しい頃を見れば、

こんな立派な建物が壊れるはずがない

と思えるかもしれませんね。

答えは、およそ50年程度と言われています。

如何でしょうか? 短い?それとも長い?

人一人の寿命よりも短い事になります。

最も、何もメンテナンスを施されなければ

そうなると言う事なので、適切な時期に

適切な方法でメンテナンスされれば

その寿命は伸ばすことも出来る訳です。

ではコンクリートの寿命を縮める要因は

何でしょう?

それは一つではありません。

環境、施工、人的要因など

様々です。

酸性雨や排気ガスなどで傷められることもあります

又コンクリートに使われている骨材の塩分濃度が

高いと内部から傷んでくることもありますし

中に入っている鉄筋とそれを包むコンクリートの

関係も関係してきます。

他にも色々原因はありますが、とにかく

自然環境にさらされている以上、

いつまでも無事でいる保証はどこにも

ありません。

意外にデリケートだと思いませんか?

コンクリートで建てておけば、問題無し

と言う事にはならないと言う事を

少しでもお分かり頂けましたら

この記事を書いた甲斐があると言えます。