面を取る
「面を取る」ってもしかしたら
専門用語なのかもしれませんね
被っていた、お面を外すことではありませんよ。
木材などを柱や梁などに製材すると
正方形や長方形断面に仕上がる訳ですが
そのままだと角が直角になっていて
手で触れると角が立って手が痛いとか
物に当ててしまうと、角の部分が
直ぐに傷んでしまうと言うデメリットがあります。
それらの対処方法として
角を落とす作業を「面を取る」と言います。
で面を取る方法は幾つかあって
最も簡単な方法はサンドペーパーで
ひたすら擦り続ける方法です。
カンナの刃を少しだけ出して
さっと1~2回カンナを通すだけでも
面が取れますし
トリマに面取りビットを装着して
面を取ることも出来ます。
従って面の形も様々で
カンナを通すだけなら、三角形に面が
取れますし、トリマのビットには
様々な形状の面取りビットがあります。
ひょうたん面や銀杏面と呼ぶ
面の形状もあって、そのネーミングの
ユニークさに感心させられるのですが
実はそれらは装飾性が強くて
そこに装飾性を求めていない私には
あまり用いることが無い面の形状となります。
丸い面を取ろうと思うと
ボーズ面と呼ぶビットを使うそうですが
一般的には3Rと呼ぶ面の半径が3ミリの物が
一番小さいそうですが、実は手触りとして
3Rは少し大きいそうでして
それよりも小さいRは無いのかと
探していたら、ありました。
2Rと言う物があるそうです。
値段を見ると、3Rよりもウンと高い!
写真が少しピンボケしていますが
以前、テスリとして加工して頂いた物の
残りの材です。
上は面取りと言うよりも
手触りが良い様にR加工して頂いています。
そしてそれ以外の3つの出隅の角も
少し面取り加工してあります。