高さの動線整理
昨今の住宅ではバリアフリーが
当然のこととされているため
家の中では、段差が無いのが
当たり前なのかもしれませんね。
しかし、昔の建物は土間から家に上がるために
大きな段差を乗り越えるのが当然でした。
床下の通気を優先したからなのかもしれませんが
現在とは違いますね。
さて庫裡の改修工事も予定期間の残り1カ月を切り
追い込みの状態です。
写真の部屋は元造り付けの浴室があった場所です。
今回は別の場所に新たにシステムバスを設けたため
この場所は、もう浴室である必要が無くなります。
これまでにも何度か増改築を施されたであろう
痕跡があちらこちらに拝見出来ますが
そのため、建物の中には大きな段差や小さな段差が
多く存在します。
今回は出来るだけ、そのような段差を最小限に
とどめられないかと思い設計前にレベル測量をした訳ですが
触らない部分の元の大きな段差は解消できないので、
あくまでも今回触る範囲で高さの動線整理をしています。