兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

栄枯盛衰

過日、京都に行く機会があったので

二条城に寄ってみました。

前回、訪れたのはいつの日だったかは

忘れましたが、二の丸御殿の唐門が

綺麗に修復されていて

鮮やかな色が蘇っていました。


蘇ったと書くと当時を知っているようで

誤解を招きそうですが

綺麗な金箔と赤や緑の色遣いは

日光東照宮を彷彿とさせるものでした。

二条城は大政奉還の舞台となった場所でもあり

徳川時代の終焉の場とも言えますが

細かい歴史はともかくとして


見学出来た、二の丸御殿は

建物が雁行に配置されていて

進めども進めども奥にたどり着かない

そのような感覚がしました。

只、今回言いたいのはそんな

感覚的な事では無くて

建物の複雑さなんです。

それを現わすのが上の写真です。

3つの建物が建っているようにみえますが

実は、これ一つの建物で全てが繋がっています。

と言う事は屋根が複雑に重なり合っていて

その重なっている部分は

山あり谷ありになっていると

推測できます。

屋根に谷の部分が幾つも存在すると言う事は

それだけ雨の管理が大変になるのですが

それが瓦で葺かれているとなると

いや、考えただけでも大変だろうなあと

想像してしますのですが

実際の所は、どうなのでしょう?