様々な木の使い方
連休中に、住まい手さん自らが2階各室の塗装工事を終えた
「駅前の家」、クライマックスに向けて
本工事も大詰めです
今日は家具兼建具屋さんが現場に入っておられました
大体、家具や建具は工事の最後の方になります
既に大工工事は、ほぼ終えていて
残すは設備機器の設置が大きな所です
こちらの住まいの工事は
内部が主役で、樹種数こそ多くはありませんが
使い方を様々に変えて
空間が単調にならないように試みています
一つ目は昨年、「バイクガレージのある平屋」でも
採用した杉板を縦貼りしたキッチンカウンターです
杉は産地によって少し表情が変わるのですが
どちらも同じ兵庫県下と言う事で、似たような感じになっています
続いて、こちらはベイスギ(レッドシダー)を
テレビ台の背面壁として採用した例です
こちらも同じ「スギ」と名がつくのですが
比べて頂いても差は歴然で、色味の違いの大きさが
特徴で水にも強いとされている木ですので
屋外に用いることもあります
近寄ると、エンピツの香りがします
そうエンピツに使われている木です
そして、こちらも杉ですが
木刷りと言って塗り壁の下地などに用いられる
表面が粗いままの状態の材料です
今回は、これを下地で無く天井の仕上げとして
採用しています
手に触れない個所なので粗いままでも全然大丈夫
綺麗に仕上がっています