そこの断熱施工も、お忘れなく
「丁寧に暮らす家」の現場は部分リノベーションです
全面を丸裸にする工事とは少し違い現況のままの部分と
新しくなる部分が混在します
このような場合、プロの作り手であっても
意外に忘れてしまいそうな断熱個所があります
下屋と呼ぶ部分の天井裏の断熱です
下屋とは2階建ての住宅の場合に
間取り的に見て、2階よりも1階が出っ張っている部分には
当然、1階にも屋根が出来ますね
この部分を「下屋(げや)」と呼びます
壁と床には、結構神経を配って施工するのですが
うっかりと忘れ勝ちのこの部分
しかも断熱材で外気と接する部分を
しっかりシャットアウトしたいので
より厳重に施工しています
写真の白い物はボード状の断熱材です
この断熱材の向こう側は2階の部屋が存在します
今回、2階は工事をしないので1階の部屋を外気に
面しないようにするにはどうすれば良いかを
考えた結果、この白いボード状断熱を
天井裏に入れる200㎜厚の断熱材の受け材としても兼用させることで
1階の空間が理論上、外気とは接しないことになります