兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

そこの断熱施工も、お忘れなく

「丁寧に暮らす家」の現場は部分リノベーションです

全面を丸裸にする工事とは少し違い現況のままの部分と

新しくなる部分が混在します


このような場合、プロの作り手であっても

意外に忘れてしまいそうな断熱個所があります


下屋と呼ぶ部分の天井裏の断熱です

下屋とは2階建ての住宅の場合に

間取り的に見て、2階よりも1階が出っ張っている部分には

当然、1階にも屋根が出来ますね

この部分を「下屋(げや)」と呼びます


壁と床には、結構神経を配って施工するのですが

うっかりと忘れ勝ちのこの部分

しかも断熱材で外気と接する部分を

しっかりシャットアウトしたいので

より厳重に施工しています

P1060323.JPG

写真の白い物はボード状の断熱材です

この断熱材の向こう側は2階の部屋が存在します

今回、2階は工事をしないので1階の部屋を外気に

面しないようにするにはどうすれば良いかを

考えた結果、この白いボード状断熱を

天井裏に入れる200㎜厚の断熱材の受け材としても兼用させることで

1階の空間が理論上、外気とは接しないことになります