読み解く
建築に関する法律は建築基準法のみならず都市計画法を始めとする様々な法律や条例によって規制されています。
建物だけでなく立地条件などにより関係する法律も違ってくるため、毎回法令調査は欠かせません。
又どの程度インフラが整っているかも重要な要素で電気に上下水道などが通っているか否かで建築コストも大きく変わってきます。
さて、その法律や条例の内容を事細かに見て行くと、どれだけ時間があっても足りないため、先ずは目次に該当する部分から関係しそうな条文のみを読み解いていくのですが、これが又回りくどい表現がされていたりします。
行政の担当者や検査機関の建築部門スタッフは毎日、これらの法令と向き合い、研鑽を重ねていて、いわば法令のプロなんです。
こんなプロ達と対等に渡り合おうと思うと、こちらもにわかに関連する部分には強くなっていないといけません。
しかし私達は設計のプロであり法律と毎日のように向き合っている訳ではありませんので、暫く時間が空くと綺麗さっぱり忘れてしまう訳です。
忘れないと新しい物事が入りませんので致し方なしですね。
又、そう言ったことに直面した時に思いだせば良いのです。
法律は素直に向き合えばいい時と、裏を掻くような解釈で付き合う時と様々なんです。
いずれにしても、違反をしている訳ではないのでセーフですよね。
そんなこんなで、時々イレギュラーな法律と向き合うこともあります。
法文、もう少し素直な表現にならないかなあ?