住まいづくり通信 6/30
明日からは、もう7月ですね~。しかし、今年の梅雨は本当に雨が少ないですが、新潟の方では大雨で床上、床下浸水している所もあるようです。昨年の大きな地震からやっと復興の兆しが見えたと思ったのに・・・。本当にやるせない気持ちになると思います。
私が住む丹波でも昨年の台風がもたらした大雨により床上、床下浸水した所、亡くなった方もいらっしゃいます。家の直ぐ目の前の川もあと数十センチで氾濫する所まで水位が上がり避難の準備までしたほどです。こんな時はまず命が大事です。家を守りたいと言う気持ちも分かりますが、自然の力の前では微々たるもの、危険を感じたらまず避難する事を考えて下さいね!
昨日の土地の見方、どうでしたか?図のほうが、少し分かり辛かったかもしれませんが赤や青の斜線部が造成により切り取られたり盛られたりした部分という事を付け加えておきます。
土地の見方 その2
周囲の状況から土地の履歴を知る。目当ての土地があった場合、よっぽどの密集地ならばこれは難しいのですが、少し開けた土地の場合は周囲に何があるのか、池、田んぼ、畑、山など周囲の状況を見ればその中にある土地は当然、元は同じような履歴を辿っているはずなのです。で先日も申し上げましたように田んぼや池などの場合は当然、盛り土をして埋め立てているはずですので、造成後直ぐに建築と言う場合は調査によって良く状況を確かめる必要があるし、出来れば安定するまで、数年寝かしたいと言った所です。ただ寝かしたからと言って絶対に安全か?と言うとそうではありませんやはり数万円はケチらずに調査される事をお勧めします。
また密集市街地の場合でも役所などに行けば数十年前から市の変遷を綴った航空写真や資料等残っていると思いますので、良く調べてみて下さい。以前に居た大阪の事務所近辺の土地の履歴は元レンコン畑と言う事が多く、ビル建設の際に杭を打つにしても30m以上と言うのが、ざらにありました。ビルと住宅では設定されている荷重が違うって言うのもあるんですけどねー。