住まいづくり通信 6/24号
今日は現場ネタではなく、住まいづくりのもっと初期段階の話です。以前プレゼンと言う事でホワイト模型の写真を掲載しました。まず設計者の頭の中にあるものを施主となる方に伝える表現の手段として図面の他に模型やここに載せたようなパースと言う物があります。このようにカラーで非常に精度よく仕上げるにはそこそこの時間を要します。
これはVectorWorksと言う数十万円するCADで描いた物ですが内部も外部も表現させようと思うと私の場合、平均2日半程度は必要なのですが今回は少し時間が掛かり過ぎました。まあそこそこの出来ではあるのですが出来れば空以外の背景も欲しいと言った所です。
時間が掛かったのにはそれなりに理由もありますが屋根の形状もその理由の一つでしょう。方形(ほうぎょう)と言って四角錐の形をした屋根で考えましたが、実は屋根の形状によっても建物の工事金額に影響が出て来ます。片流れや切妻屋根などは比較的単純な形状ですので手間も掛からずコストに対する影響も小さいと思いますがその形が複雑になれば、なる程工事に対する手間もかかりコストに影響してきます。又複雑な屋根形状は雨漏りの原因になる確率も高く注意したい所です。