秋の探訪
今年は休みも時間も少なく余り遠出も出来ていなかったので、昨日は割り切って休みとし、久々に建物探訪へ。昨年の閑谷学校はなかなかのものでしたが、今年は近場で済ますことにしました。
国道175号線を南下する事、約1時間少々、小野市にある浄土寺です。いつ以来かは忘れましたが近いのでいつでも来れると思っていたら、これが中々足がのびないものですね。
正方形平面の中心に向かって葺かれる屋根形状は方形(ほうぎょう)屋根と言われる形で、奈良の東大寺南大門と並び大仏様建築を代表する国宝です。創建当初のままに残っているのが写真の浄土堂です。詳しい説明は他に譲るとして、蔀戸越しに浄土堂内部に差す日差しは季節によって様々に変化し、内部の阿弥陀三尊像を神々しく映し出すそうで、季節的には夏が一番だそうで、またの機会を狙ってみたいと思います。
続いてこちらは西脇市にある岡之山美術館です。本当に小さな美術館で数十分もあれば全て見終わる様なスケールです。
設計は巨匠、磯崎新 氏、現在はご当地出身の横尾忠則さんの作品の展示がされていました、と言うよりも横尾さんの作品を常設展示している美術館のようですね。
こちらも細かい説明は私がどうこう言うよりも実際行って確かめられる事をお勧めしますが、外観内観共に大胆なパステルカラーの色遣い、後のチームディズニービルディングではもっと大胆に展開されていますが、住宅レベルでは採用し難い用い方かもしれません。
写真は上から建物全景、中段は建物裏手、最下段は吹き抜けによって繋がれた階下の空間(特に用途の無いような部分ですが、右手には美術館事務室があります。