兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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カバン販売機

さて、お盆も開けていよいよ社会もお仕事モードですね。

その前に、お盆時に行った豊岡ネタをもう少し紹介します。

豊岡の主要な産業といえば「カバン」

カバン販売機

と言う事で幹線道路に面する駐車場の入り口には、このようなカバン販売機が設置されています。値段は一つ1500円と少しお高めなので売れ行きはイマイチのようですが・・・。 販売機の下の方に見本として、のじぎく兵庫国体のメインキャラクター「はばたん」が描かれたトートバックが展示してあります。

そしてこの駐車場の奥にも出入り口がありましたが、それに面する通りには「カバンストリート」と言う名前がついています。

カバンストリート

 

しかしお盆初日のこの通りは何とも閑散とした様子で、真昼間と言うのに、ごらんの通りです。

最も、この通りにはかばん屋さんがずらりと並んでいるのではなく、むしろ、かばん屋さんの看板を見つける方が困難な位です。

これはカバン産業の衰退を示しているのかと言うと、そうでもないようで、この街の中を少し外れ車でもう少し南下し、円山川沿いを走っているとカバンの工業団地のような高層の建物が、あちこちに存在する事に気付きます。

カバンストリート2

「カバン産業の略歴」は下記のようです。  こちら  から転記

豊岡市の伝統工芸である杞柳細工の柳行李(やなぎごおり)から生まれた柳かばんから発達したといわれる「豊岡かばん」。大正末期から昭和にかけてファイバーかばんが製造され始め、柳行李の販売網に乗って急速に伸び、昭和10年頃には豊岡市の主産業となりました。戦後はミシン縫製の導入やオープンケースの考案、新素材としての合成皮革・ナイロン等の活用など、さまざまな改革が行われ、今日ではこれらを素材とする鞄類の製造では、全国の80%を占めるまでになっています。

 最近では、かばんデザインコンテストやデザイン塾を開催し、人材育成に注力するとともに、産地発信型商品「豊岡グラフティー」や「豊岡トラディショナル」を企画し、国際かばん都市の創造をめざして、産地の情報発信を行っています。