書写山
皆様も既に、ご存知のように、この山は単なる観光名勝ではありません。
まず、発音が大変、必ず噛みます。「しょしゃざん」
ってあまり茶化すとバチが当りますので改めて
映画「ラストサムライ」のロケ地としても有名で西暦966年に性空(しょうくう)上人により開かれたのだそうで、西の比叡山とも称され、僧侶の修行の場でもあるそうです。境内には国指定の史跡や重要文化財も点在しています。
この日も観光客に交じり、修行僧らしき方々の姿を拝見しました。
麓からロープウェイに乗り、途中までは楽に登る事が出来るために多くの観光客が訪れ、海外のお客様も沢山いらっしゃいました。
又ロープウェイで上がった所からもマイクロバスで境内を回れると言う事で足に自信が無いと言う方にも優しいシステムもあります。
けれども、健脚である私は当然、徒歩でしかも早足で駆け巡りました。
摩尼殿(まにでん)への階段。
紅葉のシーズンに期待したいそんなシーンです。
摩尼殿へはここで靴を脱いで上がります。
海外からのお客様も何故か、おおはしゃぎです。
欄干へ向かい少し前勾配となっているために先端へ向かうのに一瞬戸惑いました。
摩尼殿から更に進むと現れた、広場を囲むように右手に大講堂、正面に食堂(じきどう)、左手に常行堂(じょうぎょうどう)があります。
正面の食堂は自由に見学が出来、又2階にも上がれるようになっています。
食堂の2階には跳ね上げ式の蔀戸が設けられています。
日本建築特有の美とでも言いましょうか。
暗闇に穿たれた開口からひそかに開ける美しい世界。
次回のエントリーに続く