淡路瓦を使えば
「顔」のエントリーの際に紹介した鬼瓦は淡路の粘土を使った物で、南淡路は淡路瓦の生産地である事は以前のエントリーでもお伝えしました。
さて、兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度を利用する際に、この淡路瓦を利用する事で融資限度額を200万円UP出来ると言う利点があります。
公的には淡路瓦とは呼ばずに県産粘土瓦と表現されていますが。
しかし、この淡路瓦のいぶし仕上げ等を寒冷地でもある丹波などで使用するには未だ、技術的に改良点もあるようで、凍害の影響を受ける可能性があるとの事です。
しかし平板瓦は大丈夫との事で、先日カタログをご持参頂きましたが、個人的にはケラバの納まりが大層でもあり、採用し辛い現実があります。
ここを改良するには金属板でその部分を加工してしゅっとした感は出せるとの事で、実現した物があれば是非拝見したい物です。
さて、少し話が逸れますが前記の兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度では環境配慮型の住宅建築で更に500万円の融資限度額のUPが見込めると言う事で、住まいづくりにおいては、ますます環境への配慮が必要となる事が考えられますし、
前原国土交通大臣などの発言においても、次世代省エネ基準の導入が標準的に採用される事になるやもしれません。
国の動向を見つめながら住宅業界の行く先を慎重に見つめて行く必要を感じています。
補足
兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度・・・通称「県木融資制度」などと呼ぶ事がありますが、一定割合以上の量の県産木材の利用により、やや低めの全期間固定金利で、最長25年間の返済期間により利用できる融資制度で、県下一部の金融機関などが窓口となっています。
詳しくは上記のリンクから辿ってみて下さい。