兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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出石の街並み

出石の街を散策。

ここを訪れたのは3度目だと思います。初めて訪れたのは、未だ独立前大阪に居た頃。丹波に帰郷した際に宮脇建築他を訪ねて。

そして2度目は「香住の家」の引渡しを終えた、その足で一直線に。

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城跡から街を一望。

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そして、こちらは御馴染み辰鼓楼。
それにしても、篠山と言い、出石と言い城下町は観光客が凄い。

売りになるもの(城跡)と食べ物(黒豆やそば)と言うキーワードが共通項としてあり、そして古い街並みが上手く残されそれを守ろうと言う気運が、人を寄せ付ける魅力なのでしょうね。

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上3枚は酒蔵。今にも朽ち果てそうな感じですが、初めてここを訪れた時、否もっとそれ以前からでしょう。ずーと同じ風情でここに建ち続けている所をみるときっと、何らかの保存の手を打ってあるんでしょうね。

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これはどの通りかは、はっきりとはしませんが街を東西に結ぶ通りです。

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平成20年に蘇った近畿最古の芝居小屋永楽館へと続く道
9月末からの公演、狂言役者の名前が入ったカラフルな幟?がお出迎えしてくれます。

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廻り舞台R0016498cの12時の位置にはセリと言う床が上下する装置があります。

緞帳が下りればここは舞台裏、楽屋前の通路となります。

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懐かしい感じがする看板がずらり。

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わずか3畳ほどの楽屋

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桟敷席から見る舞台、席を区切るテスリのような板はお茶子さんがお茶を配ったり、席を案内するために歩いたのだそうです。

舞台の上では観光客のおじ様たちがふざけあって、片足を上げてトントン飛んだ歌舞伎の真似事や「成田屋」、「中村屋」などとめいめいに楽しんでおられました。

未だ歌舞伎などと言う古典芸能は目にした事はありませんが確かに、ここに響き渡る音の迫力たるや、相当な物なんでしょうね。

「よっ、芦田屋~!」

とは誰も言ってくれそうも無いので自分で落ちをつけて、この辺で・・・。