兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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棟上げ

晴れ男の神通力も、この低気圧には勝てず、未だに梅雨明けならずで、各現場もこの天気に翻弄されています。

こうなると、夏のスカーっとした暑さを待望してしまいますが、さて、どうなるのでしょう?

冷夏になると農作物への被害も心配なだけに、本当に何とかなって欲しいこの頃です。

予定されていた「キッチンがお出迎え」の宍粟市山崎町の家の棟上げも残念ながら雨でしたが、午後から小康状態となり、一応形式上の棟上げが行われました。

棟上げ

 

と言いましても、朝一番は雨も激しく降っていましたので、各職人さん、レッカーさんには待機指令が出されていましたので、この日の現場では、養生していたブルーシートをめくり、ご覧のように柱1本のみを建てて、一応上棟ですよと八百万の神様へのお知らせ。

1日ずらせばいいのにと言うご意見があるかも知れませんが、建築行為と言うのは暦を大変気にしますので、大安のこの日を、どうしても上棟と言う事にしたかった訳です。

改めて翌日の28日は曇天の中、作業が順調に進み、ようやく建物の形が姿を現しました。

棟上げ次の日

 

敷地境界目一杯まで伸びた垂木の軒先は、いつもよりは、ちょっと控えめですが、それでも和の雰囲気は醸し出せていると思います。幸い軒に面する大きな開口も無く、軒を少し出しておく事で雨水による建物の外壁の汚れを防ぐ役割を担います。

 

そして、もう1件「集う家」も明日、7月30日(友引)上棟予定を前にして現場も雨の影響を受けながら進められています。

全てが手刻みのこちらの現場は、骨太の圧倒的な存在感で「デカイ」と言う印象が強いのですが、屋外でありながら屋根が掛かるサービスコートやアプローチなどの部分も加わり数字以上の大きさを感じるのでしょうね。

棟上げ準備

 

明日こそは、晴れますように!

との祈りを込めて

「祝、上棟!」と先に願うのでありました。