やっぱり
やっぱり現場が動いてなきゃあ~!
と言う事で、3件同時進行中の現場もここ数週間ほどは、本番直前ムードでしたが口火を切ってと言う表現が適切か否かは別として
先日、「キッチンがお出迎え」の宍粟市山崎町の家では土台敷きが始まりました。
前日まで続いていた曇天もどこへやら、と言った感じで好天の中現場の職人さんからは「あつ~い」が口を突いて出るほどの蒸し暑さ。日影で作業を見守っているだけでも、腕からは汗がタラタラと
土台敷きとは、コンクリートを打って出来上がった基礎からは沢山のボルトが飛び出しています。このボルトの位置を土台に正確に写し取り、ドリルで穴を空け、上から土台を落としこんで所定の位置にセットする事なのですが。
写真では、既に組まれた土台と土台の間を掛け渡すように、蟻と言う仕口の形状を刻まれた所定の位置に組んでいくのですが、そんなに簡単には入りません。
掛け矢と言う木製の大きなハンマーのような物で1箇所ずつ叩いてしっかりと組んでいきます。このときの音が辺りの山にこだまして響き渡り、遠くからでも、どこかで工事をしている事が知れ渡ります。
片側だけを一度に叩くと入らない事もあるので、材料の両側を順に叩きながら1本ずつ仕事が進みます。
そして最後に、ボルトを締め付けて、しっかりと基礎に固定します。
材料は全て、桧1等材で、ボルトが見えていないのは、柱を建てるときにボルトと干渉しないタイプの物を使用しているためです。
その後、近くのプレカット工場にて、先日の選木作業で駄目だしして取り替えてもらった15㎝角の柱を確認しに寄りました。
本当は18cm角の材料を使いたかったのですが、関東間(910㎜)モジュールの建物では色んな所に影響が及ぶのであえなく15cm角の材料にしています。
四方化粧と言って柱の4方向共に見える材料ですので見栄えも大事です。
見事、綺麗な材料が入っておりました。
写真は長ホゾ差し込み栓打ちと言う仕口の加工です。
ここが梁に差し込まれて、梁の横面から栓と言う四角い棒を差し込んで、金物を使わずに木と木を留める昔からある方法です。
さて、週明け27日の大安、上棟予定です。
早く、梅雨が明けろ~!