引渡し
1週間ぶりの更新となってしまいました。
その間引渡し準備、現場定例、新規案件打合せなど毎日が、めまぐるしく過ぎておりましたが、先日「篠山のリフォーム」がようやく引渡しを迎えました。
引渡し前の柿渋塗装を住まい手のセルフ施行としていただいたのですが、単なる柿渋塗装ではなく着色塗装も兼ねたもので、住まい手所有の家具色を基調とした古色仕上げで、これまでウチの物件では蜜蝋仕上げ、柿渋仕上げまでは経験がありましたが、今回のような濃い色仕上げは初。
過去の経験から面積的に施行時間を半日で想定していましたが、あまかったです。
白い壁、と濃い色、おまけに幅木の部分も古色塗装とあって壁を汚さないようにマスキングテープの上からマスカーと言う、養生ビニールの先に養生テープがついた物での二重の養生作業で半日以上。(マスカーのテープの粘着力は強いので、先に粘着力の弱いマスキングテープで下貼り)
着色粉入りの柿渋は全然のびない。柿渋原液で薄め、ようやくのびる様になり、刷毛塗りの後からウエスで擦ると、濃い色の中から木目が綺麗に浮き立ち中々いい感じに仕上がります。
次週、竣工写真撮影で締め、です。
写真は、増築した部分の入り口。
右に見えるのは既存離れ建物の柱で、その後ろには手水鉢置場が少し顔を見せています。