兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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もう秋?

夏の気配も姿を潜め、秋へと移り変わるのか?とも思えるような感じですね。

3つの現場可動、そして又一つ一時中断していたお話が復活しそうな、お盆を境に秋以降も何だか慌しそうです。少し無理をしてお盆期間中に仕事を進めておいて正解だったなあと今思えば、ほっとしております。

それにしても変な天気ですね~。すかっと晴れ空が待ち遠しいそんな1週間でしたが

各現場も進行中です。

「丹後町の家」断熱材の施工中です。今回使用したのはパーフェクトバリアと言うペットボトルのリサイクル品。ペットボトルのリサイクルといえばフリースですね。家が暖かいフリースジャケットを着ているようなそんなイメージ?

粗雑な言い方すれば、まさにそのような感じです。

見た目も、さわり心地も綿のような感じです。現場に布団綿が置いてあるの?とでも言える様な光景で大工さんにはチクチクしない感触が好評のようです。

以前は断熱材の部分のみで販売されていましたが、やはり施工性が悪いのに気付いたのか、現場の声を製品性能にフィードバックした結果かは分りませんが耳が付きました。

断熱材に薄いシート状の繊維が貼り付けられているだけですがこのシート状の部分を木部に留めていくことで施工性がUPと言った狙いのようですが、現場の職人さん曰く、シートの貼り方が未だ完全でないとの事です。

このような繊維系の断熱材の場合、いかに隙間をつくらずにきっちり納められるかがポイント。コンセントやスイッチボックスが取り付く部分の周り、換気ダクトの周りや構造金物周囲、こんな所が重点的なチェック個所でしょうね。

断熱材

 

さて、フローリングも搬入されましたので、監督さんと1枚1枚仕分けをしました。

大まかに分けて上中下の3段階に

仕分

 

いずれも同じ等級の物ですが、それでも1枚1枚に顔が違い、節が多い物少ない物、大きい物、小さい物、木目の流れが綺麗な物、そうでない物、色の白い物、赤身が多い物、一つ一つ違う所は人と同じ

木は奥が深いと言われる所以でしょう。

そして樹種によってもちょっとずつ、その香りは違うのですよ。

杉、柔らかなふわっとした感じ

桧、かなり独特の香りですが決して悪いものではありません。

地松、食欲をそそるようなおいしい香り

香りを文字で表現するのは難しいのですが、私個人の感覚ではそんな感じかなあ~。