行方
暑さもいよいよ本番、8月に入りましたね。
先日は「丹後町の家」の定例打合せ日。上棟後直ぐに大雨に見舞われた現場でしたが、ブルーシートで覆って頂いていたお陰で、ずぶ濡れになる事はありませんでした。
さて、この段階になると、いつも気になるのが御幣(ごへい)の行き先。
御幣とは木の棒の先に飾りやおかめの面、地鎮祭時に神社から頂くお札などを取り付けられた物で、大概は屋根裏の柱や束に括り付けられる事が多いのですが、例によって例のごとく屋根裏の無い設計が多いのがウチの特徴。
で、殆どの場合ロフトなどに上げられています。
その御幣、現在は仮にロフトの柱に括りつけて頂いています。上写真に僅かに先端が写っている程度で分かり難いのですが・・・。
さて屋根裏が無いと言う事で、じゃあ屋根の断熱はどうなっているの?と言う話しになろうかと思います。
屋根は一旦野地板を葺いた、その上側に断熱材を敷き詰めていただき、空気の流れを促す通気層を確保する、いわゆる外側断熱を採用しています。
少々屋根の厚みが増すのですが、性能確保上致し方ない部分です。
上写真が垂木の上に野地板を葺き通気層を確保し、屋根が二層になっている様子が伺える写真です。
で上写真が通気層を覗き込んだ部分で、はるか向こうに見えているのが、反対側の通気層から入り込む光りです。きちんと空間が確保されている様子が伺えます。
黒くみえるシートは屋根用の透湿防水シートです。