兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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間取りを考える(プランニング)

現在、週に一度のペースで専門学校での授業を担当しているわけですが、その一コマに「計画」と言う授業があります。これは建築に関する一般概論的な事に始まり、建築を計画する上で必要な寸法感覚を身に付けさせたりと多岐に渡り広く、学んでいくカリキュラムなのですが、先日住まいの中の各部屋の家具のレイアウトなどをさせた後に、

敷地条件など簡単な条件のみを与え、家1軒を自分で考えてみよう、つまりプランニングをしてみようと言う課題をしてみた訳です。

前半30分程度は、どのような考え方をするのか、様子を伺ってみたわけですが、結果はやはり様々な取り組み方があって、

一部分にこだわりをもち、それがプランの主体を占める様な案、他人の批判を気にしながら描いては消しを繰り返す者など、めいめいに個性がうかがえた訳です。

授業の中でも、計画の取り組み方については少し触れていたのですが、殆どの者がその事は置き去りにしていましたので、再度集めてその事についてレクチャーしてみたのですが、

慣れない手法のせいか、上手く反映出来る者はまだまだ、と言った感じでしたが入学後2ヶ月少しの彼らには少々難しすぎたのかも知れませんね。

まあでも、取り組み方は私のレクチャーした手法が全てという訳ではありませんので今後の彼らの成長を気長に見守る事にしましょう!