アンカーボルト検査
先週に続き、今週も基礎工事です。 そして今回は基礎立ち上り部と
アンカーボルト等の検査です。
検査するのは前回と同じ被りなどになりますが
前回と違うのはアンカーボルトの施工検査です。
アンカーボルトは基礎と土台を緊結するために
必要な金物で、コンクリート打設前に設置しておくことが
通常化していると思いますが、未だに田植えする
業者も居ると聞きます。
(アンカーボルトの)「田植え」とは、文字通り
コンクリートを打ってから固まりかけている
コンクリートをツンツンして埋めていく方法です。
コンクリートは打設後直ぐに硬化を始めます。
硬化を始めている所をツンツンするなんて
ナンセンスです。
そのため、田植えは禁止せざるを得ません。
又、折角プレカットで土台を継ぐ位置が
予め分かっているのに、それも無視して適当に
アンカーボルトを植えられてしまうと、全ての意味が
無くなるのでありえない、としか言えませんので
図面にも、「田植え禁止」と書き込みを入れています。
それでも、田植えをする業者が居ると聞きますから
初めての業者の場合は注意して監理に当たることになります。
幸い、今回の業者さんはとても仕事が丁寧で
疑問点があれば、何度も質問の電話がありました。
分からなかったので適当にやっておきました、などと
現場で言われるとうんざりすることもあるのですが
誠実さが伝わる業者さんで良かったです。