兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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以前は「白」と言う事で色の話を少ししました。今回は色についてもう少し挙げてみようと思います。

 

壁紙などの色を選ぶ時、おそらくA5サイズくらいの大きさの分厚い見本帳の中から選ぶのが一般的です。しかし実際に壁紙を貼る部分と言うのは等身大以上にかなり大きなスペースです。色付きの壁紙を選択する場合は気をつけて欲しいのですが、見本では少し色がついてるのがいいなあと思っていても壁のように大きな面積に貼ると色の密度が拡散して見本帳で見た時よりもかなり薄く感じ、こんな色えらんだかなあっ?となるのが殆どです。

 

ですから見本帳と同じ様にしたいのなら1~2段階濃い目にしておくと、ほぼ思った通りの感じに仕上がります。また白やアイボリー、少しグレーが入っているのかなあと言うくらいの白は、どれを選んでも仕上がりは殆ど大差なく白としか感じない程度に仕上がります。また小さなお子さんがいらっしゃると可愛い柄物を選ぶ事もあるのでしょうけども、数年後にはお子さんも成長し、自我に目覚めると好き嫌いを主張しますので、そのあたりも見据えて選択して下さい。

 

最も最近の住まいづくりで、あまり色の選択で悩む事は少なくなりました。