兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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始まりと終わり

物事、始まりがあって終わりが存在するはずなのですが、最近ずっと気になって横を通る度に眺める現場が丹波市内にあります。

最初に見たときには「あっ、棟が上がっているなあ」だったのですが壁に張られた合板がやけに雨に濡れて汚いし屋根の仕舞いがされてもいないのに養生の為のシートも張られていない。

「いい加減な現場だなあ」と思って又数週間後に通ると一向に進んだ気配がない。

何故?工務店の倒産?などと勝手な想像を膨らませながらそこを通る度に思う。

これから、あの住まいは一体どうなってしまうのか?あの状態で放置されると周りのお宅も迷惑だろうし、万が一、悪質な輩が入り込んで良からぬ事をしないとも限らない。逆にそのまま工事を引き継いで請け負う所が出て来たとしてもあれだけ長期間、雨に濡れっぱなしの構造体が健全な状態とも思えない。いずれにしても関係者の誠意を持っての対応が望まれる所です。

 

さて話しは一転して、終わりがあれば始まりもある。と言う事で月末11/24(土)、25(日)に完成見学会を予定しています「香寺町の家」もクライマックス。

外部の足場も外れ、登記の準備のために調査士さんがやって来たり、照明器具の取り付けに電気屋さんがやって来たりと、この時期、現場には色んな職種の方が入れ替えでやってくる。

もう、こうなると現場もいよいよ終わるんだなあと思う時期でもあります。

内部

 

現在は現場はこんな状態です。

週明けには内部の養生も取れて洗い屋さんが入ります。もう一息です。

 

続いて、これからが本番の「sideriver~」の現場は基礎の配筋検査配筋検査

 

日が沈む直前のこの現場、周りには遮る物が何も無いので流石に冬場の風は寒いです。

ご近所の奥様曰く「風が良く吹き抜ける場所でしょう!」との事で、仰る通りです。

棟上げには暖かくして望みます。

あっ、でも丹波の方がもっと寒いのでした!