兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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景気が良い時こそ、丁寧に!

黄梅

◆ 景気が良い時こそ、丁寧に!

昨日書いたマンションの建設時期は、 およそ40数年前とのことでした。 ここでも紹介しましたように床下には 木屑、鉋屑、PPロープ、食べ物の容器、 など工事に関係のない物が沢山出てきました。

40数年前と言えば高度経済成長期 ですから、幾らでも仕事があったのでしょう。 次の現場、次の現場とスケジュールを 間に合わせることに精一杯で、基本が疎かに なっていたのかもしれません。 しかし、そのような時こそ、目に見えなくなる 箇所の仕事、やらなければいけないことを しっかりとやって欲しいのですが 景気が良いと、そのような事が疎かに なるのかもしれません。残念ですが・・・

◆ 造り手の善意、悪意

景気が良いと言えば、20数年前のバブル景気の頃も、 建売住宅は質が良くないと聞きます。 建築確認申請書と実際に建っている家が全く違うことも ザラにあったようです。即ち違法建築です。 法を守ろうと言う意識の無い造り手ですから質、 云々は関係なく造っていると思います。 この頃は建物の竣工検査は造り手の自主性に 任せられていたために、そのようなことが 可能だったのです。

それ以降、行政などによる竣工検査が 義務化されるまで、一部の建売住宅の 世界では建築確認申請書はタダの書類に 過ぎなかったのです。

◆ バブル期の中古建売に気を付けて

このブログをお読みいただいている皆様だけに お伝えしますが、 中古住宅などを購入されようとしている場合 この時期(バブル期)に建てられた都心の 建売住宅は、かなり慎重に検討されるべきです。

敷地目一杯に建っているなら、おそらく 違法建築でしょうし、外装は綺麗に 直していても質は、そんなに良い物ではないと思います。

とまあ、警鐘を鳴らすような、ここ数日の内容でしたが、 今回の調査を受けて、改めてこのようなことを 感じた次第です。


◆ 編集後記

さて、今日は再び寒波が戻った感じですが それでも、2月初旬の頃のような雪が降ることは もうないと思うのですが、タイヤの履き替え時も そろそろかと言った感じです。


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