俯瞰する力
◆ 洋服を買う時の基準は?
皆さんは洋服を買う時、どのような基準でその洋服を選択しますか?
とにかく、一目惚れで後先関係なく買う人
自分の持っているワードローブを考えながら、
あの服と合わせたら似合うだろうなあと想像を膨らませて買う人
中には店員に押し切られて、仕方なしに買った、なんて人も
いらっしゃるのではないでしょうか?
一目惚れで購入される方の場合、帰ってから後悔された
経験はありませんか?
若しくは、そのお気に入りに合わせるために他の物を買い足した
そんな余裕のある方は羨ましい限りです。
◆ 気に入らなくても
洋服なら、気に入らなければ着なければいいのですが
住宅の場合、若しくは建築の場合、どうでしょう?
住まない、若しくは使わない、そんな馬鹿な話はありませんね。
◆ 選択の機会
住まいづくりの過程では、住まい手さんは何度となく
選択を迫られることがあります。
先ずは屋根、サッシの色からスタートし外壁、
内部では住設機器、壁紙、床材などなど
それが楽しくもあり、迷い迷う方あり、実に様々です。
実は、このような場合、出来上がりを想像する俯瞰力が
必要なのですが、一生に一度と言われる住宅づくりでの
住まい手さんは殆ど、そのような訓練をされていないために、
迷います、大いに迷います。
そして、コーディネートを忘れて、その物に集中されるために
出来上がった姿が、あれ?何か変だぞ
と言うことも、よくあります。
◆ 俯瞰してみる
我々は日々、仕事を通し経験を積んでいるために
俯瞰して物事を見る訓練が出来ています。
それが、図面でもあります。
最初に完成形があり、それを実現させるために、どうすべきか?
完成形のイメージを大きく崩さずに、仕上げる手段や方法を
考えるのも設計の仕事でもあります。
一点凝視になり過ぎると、周りが見えなくなります。
そんな時は、ちょっと物事を俯瞰してみる必要があるんですよね。
今日の写真は模型の俯瞰写真です。(笑)
◆ 編集後記
3月も前半、あっという間に過ぎています。
正に去る、3月です。後悔しないように日々を大事に行きたいですね。
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