遣り方開始
梅雨を前に動き始めた「翼を広げる家」、くもり空の今日から遣り方の開始です。 「遣り方」とは何も目印が無い敷地の中に建物の位置を出すために木の杭や貫板と呼ぶ板を張って、そこに基準墨を出す作業です。
これが狂っていると後々、大変なことになるだけに真剣勝負なんです。
しかも今回の建物は、建物の振りが90°ではありませんので余計にややこしいのです。
思い返せば何も知らない小学生の頃、通学路の田んぼの中に、遣り方であろう木杭が打ってあった事を思い出しましたが当時の自分は、これが何の目的で存在しているのか全く分かっていませんでした。
おそらく、道路拡幅のための遣り方であったのでしょう、何やらよからぬ事をしでかしていたのかもしれません。
と言う事で、工事関係の方、遣り方が狂ってしまっていたら申し訳御座いません。知らないとは、本当に恐いものです。
もし、この現場でそんなことをされてしまったらと思うと、本当に腹が立つと思います。
と言う訳で地縄張りの時と同じポイントで、つじつまが合わず、てこずりましたが4時間ほど掛けてようやく遣り方作業が済みました。