兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

View Original

古民家調査

昼間の古民家調査 しかし、人が住まなくなった古民家は昼間でも少し、おっかないのであります。

部屋の奥に陽射しが届かないことも理由の一つですが、カーテンが閉め切られたままだったり、暫く空気の入れ替えもされておらず、外の世界と隔絶された感じが、そう感じさせるのかも知れません。

で、陽の届かない薄暗い階段を携帯の照明を片手に歩を進めると2階は、燦々と陽が射す明るい空間でした。しかし、そこに使われている木々は既に真っ黒、埃っぽい、床が抜けるのではないかと慎重に歩いてみました。

幸い、雨漏りもなかったために床はしっかりとした状態でした。

2階

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回の調査で感じたこと

和室があると間取り把握がし易い。即ち、柱の位置やモジュールが分かり易いので、それを基準に他のスペースを繋げていくと全体が出来上がる。

外壁も真壁だと平面と立面の整合性を掴みやすい。つまり柱の本数を数えれば、あの窓のある位置があの部屋だなと直ぐに判断できる。

外観

と言う訳で、今回の調査は比較的早めに済みました。

何事も、先ずは現状を把握することからスタートします。