兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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意地の戻す作業

戻す作業、計3日目。 本日でほぼ全ての戻す作業を終えました。4月に入ると、とてもそんな時間は取れそうにないために3月は少々無理をしてでもと作業をしていたのですが、途中「すいませ~ん」と声を掛けて頂いたのは、現場のご近所の住人の方でした。長い間、現場が止まったままになっているので、「どうしたんですか?」と心配になってわざわざ声を掛けて頂いたようです。

かくかく云々で、大工さんが引き上げてしまった旨を説明すると「あ~、あの人たち挨拶しても返してくれなかったしね~」と、ちょっと同情ともとれるお言葉。 見られていますよ~、仕事が出来るか出来ないかよりもまず挨拶、実に大事です。

「心配をお掛けして申し訳ありません。」と会話を続けていくと、実はウチも古くなっているので外壁の塗り替えとかも、そろそろどうかと考えているとの話もされていました。そうなんです、現場って、ちゃんと近所にも配慮できていれば、次の仕事が舞い込むチャンスが幾らでも転がっているんです。何せ4~5か月の間、何のお金も掛けずに宣伝できる場所があるのですから。

我々、設計事務所の場合は少しハードルが上がるかもしれませんが、工務店さんの場合、確実に転がっています。生かすも殺すも考え方次第と言う訳です。 戻す作業

そんな、戻す作業をすっかり終え、面戸板部分の気密施行に挑戦。30分でこれだけの事が出来ました。恐らく2時間も掛ければ全部出来ます。これで手間が掛かる事を理由に渋る理由は無くなったと言う訳です。 面戸気密施行

さて、新しい大工さんも決まり4月からは再スタート出来るかもしれません。

目の前の桜の樹も間もなく開花か?と言った所まで来ました。新年度と共に良い再スタートを切りたいものです。