フローリング施工と気密施行
先日に続き、今日も雪 そんな寒い今日は「哲学の家」の定例日でした。
先週、選別したフローリング、1階には綺麗めな物を、2階には少し節のある物をと選り分け、2階では早速フロアー施工が済み養生されていました。
フローリングが次にお目見えするのは工事完了間近となります。
2020年全ての建築物の省エネ化が義務付けられる事実をご存知でしょうか?
省エネ化と言っても未だかなり甘い基準のようですが・・・
建築関係者でさえ未だに知らない方もいらっしゃいます。
正しい知識と技術を身に付けておかなければいけません。
「断熱のことは断熱屋に任せろ」とおっしゃる方がいらっしゃるのですが、実はその営業マンと話をしてみて分かった事があります。
彼らは断熱材を売るプロではあるけども、全員が正しい知識を身に付けているかと言えば数字に弱くて意外に何も知らない方も多いという事実です。
彼らは研究部門などに問い合わせて初めて事実を知る事があります。ですので少なくとも私は営業マンの言葉を鵜呑みにはしません。
何となくこんな感じがするので独自の判断で本来必要なものを省いてしまって、元も子もない施工がされている現場も多くあるように思います。
例えば、「窒息しそうな感じがするから気密施行をしない」はその最たるもので、未だにこのような考えで気密施行を省略している設計者もおられるようです。これは壁を構成する材料にどのような物を使うかで気密施行が必要か否かが決まってくるので、そこをきちんと理解出来ているかどうかに掛かります。
壁の中の事は見えない事だけども、もはや物理現象として全て解明出来るようになっています。
一昔前のように、「何となくこんな感じがするから」で行われる工事は、もう止めたいですね。