今週末は須磨で見学会を行います
今週末は、神戸市須磨区にてマンションリノベーション見学会を行います。 詳しくは こちら からどうぞ。
さて、振り返るシリーズも最後になりますが、今回のマンションリノベーションに於いて、住まい手のご要望である、憧れのカフェのようなインテリアを実現させました。
そして、課題のもう一つである多くの書籍の置き場所を一室に閉じ込めるべきか、オープンスペースに据えて、いつでも好きな時に本に手を伸ばせるスタイルとするかも住まい手が悩まれた点でもあります。
いずれにしても壁面をそのための用途に割り当てる計画ではありましたが、置き場所に全く存在感が変わってきます。結果として登場した大きな書架はどこに登場したのか?
そこも又、今見学会の見所となります。
次に、戸建てであれマンションであれ、常に気を配っている温熱環境の改善
最近でこそ、断熱を講じているマンションも登場していますが、それでも賃貸クラスですと未だにGL工法と呼ばれる下地ボードを引っ付けるだけのモルタル団子のみで無断熱物件も多い事でしょう。
ましてやこの年代のマンションですと、建物を断熱すると言う概念はありませんので、家具の裏側はカビだらけ、結露も発生し放題と言うのがザラです。
こちらの住棟は幸い南南西にメイン開口が向いている事もあり、高度の低い冬の陽射しが心地良く住まいに届きます。これを生かさない手はありませんので、しっかりと床、壁、天井共に断熱対策を講じました。
問題となっていた既存サッシは古さゆえにガタつきや隙間は抑えられませんが、内側に複層ガラスサッシを施す事でトリプルガラスの状態になっています。
この効果は未だ実証出来ていませんが、今見学会2日間中に測定機器も据えてみます。
人の居ない夜中、人の居る日中でどれほど差が出るのか、戸建てとの違いなど確認してみたい項目もあります。
結果は又公開させて頂きます。
写真は南面のサッシから射す陽射しで午前中の様子です。
未だ内窓がついている状態ではありませんので少し様子は違いますが、直射光の部分と影の部分で3~4℃の温度差、お日様の力とは何とも有難いものです。この力を借りて温熱性能を向上させようとの試みもしています。
そんな、リノベーションの見学会がこの週末となります。
詳しくは こちら からどうぞ。