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位置について

先週末、「発展する家」の減額内容と工事請負金額もまとまり、一応工事請負契約へ向けての準備が整いました。 金融機関の事前審査通過のお返事を頂ければ、晴れて工事請負契約へと進む事となりそうです。

その前に、不確定要素である地盤調査を先行させる事となりました。

地面の下の状態は、地盤調査でおおよその事は分ります。

住宅の地盤調査ではスウェーデン式サウンディングと呼ばれる方法が主流ですが、所がこの方法では直接地面の中の土質を採取する事はありませんので、100%地面の状態を把握する事は難しいと言われます。

では、何故この方法が主流なのかですが、技術者にもよりますが、精度がある程度の確率で見込めること、実績による信頼性、そして値段の安さから、主流となっているように思います。

重量の大きなビル建築の場合は、標準貫入試験いわゆるボーリングと呼ばれる試験方法が採用されるのですが、この方法であれば土質の採取も行われますので、地面の中の状態が目視で確認できます。

只、両者を比べると試験費用はかなり開きますので、より予算の小さな住宅ではスウェーデン式サウンディングになるのでしょう。

最も、お金を掛けて標準貫入試験できっちりとやるんだ、と仰る方がいらっしゃれば住宅であっても採用されてもいいように思います。

 発展する家の場合も、スウェーデン式サウンディングですが、さて結果は如何に?

地盤補強の要否によっても総予算がかなり変わりますので、地面さんお手柔らかに頼みます!