兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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住まいづくりを振り返る 最終章

このようにして、2011年の年明けから土地探しを始められ、直感で即決され、1月中に土地が決まり、その年の12月には住まいが完成した「ありがとうの家」の住まいづくりプロジェクト。 非常に順調に進められたケースです。しかも、間にはあの東日本大震災による物資不足の期間を挟んでいます。

土地探しに時間を掛けるのもいいですが、待っていても良い土地なんて出てきません。

まして、自分達の望むパーフェクトな土地など、かなりの低い確率、枠を広げて手を打つしかありません。

そして少しでも良いと思った時に手を打たなければ他の方が、直ぐにアプローチしパーになるを繰り返し数年、もう疲れた。

こんな経験をされている方も多くいらっしゃる事でしょう。

自分達だけで心配なら、建てるプロに同行してもらってアドバイスを貰う。 これが重要です。

見学会当日

見学会当日、前夜からの冷え込みで氷点下の朝でしたが陽が射し込むとこのように暖かな空気に包まれるこちらの住まい、この日も持ち込んだファンヒーター1台だけの稼動で夜まで家全体が充分な暖かさでした。日中はファンヒーターさえ稼動させていない時間帯もありましたので、断熱性能の良さを実感出来ました。因みに正面に据えられた蓄熱暖房機は稼動させていませんでした。

見学会

夕方になってお見えになった、直ぐご近所に住んでいると言う方は、たまたま見学会の看板を目にして来られたのだそうです。

「ウチも最近、他で家建てたばっかりやけど、暖かさが全然違う」と少し後悔の念を吐かれるほど、外との温度差はおよそ10℃くらいありますので、家の中では少し薄着でも平気なのです。

内観

12月19日には竣工写真の撮影を

引渡し日

そして12月20日、晴れてこの日を迎え、無事引渡しをさせて頂きました。

住まいづくりに関わる全ての方々に感謝したいと名付けられた「ありがとうの家」

完成後、住まい手の身内以外の第三者や外国の方も沢山訪れていると言う「ありがとうの家」、もしかしたら今までに携わらせて頂いた、どのお住まいよりも、住まい手以外の方々にその内部を見ていただいているのかもしれません。

それだけ、こちらのお住まいを活用して頂いていると言うことです。

そのように非常に多くのふれあいを楽しまれている、住まい手のお話を聞けるのが今回の

「住み開き(住まいながらの)見学会」です。

聞きなれない言葉かもしれません。しかし、聞きなれない言葉に眉をしかめるではなしに実際に住まわれている方の話を、住んでおられる家で聞ける唯一無二の機会と言えます。

一度、住まい手のお話やお住まいを見てみたい、会ってみたい、と思われた方は こちら からお申込下さい。