兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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7つ道具

本日、「多世代で仲良く暮らす家」(リフォーム)の構造事務所さんによって現場確認をして頂きました。 具体策は次回以降と言う事で、耐震補強の基本方針を住まい手に説明して頂き、建物確認を段取り良く進めて頂きました。

四つ間の母屋がメインの補強対象となりますが、上下階で壁の通りも良く、補強策も上手くいくかもしれないとの事です。

後は予算とのバランスです。

さて、そんなリフォーム工事において、現況建物の確認が非常に重要な作業となります。

リフォームの場合は図面で考えるよりも現場で考えないと上手く納まりがつかない事もあります。

又解体してみて始めてわかる事も多々あり、一概でない対応に追われます。

そんなリフォーム調査における7つ道具が、下の写真です。

 7つ道具

左上から、

下げ振り・・・建物の倒れを確認する時に使用します。

コンベックス・・・メジャーです。

指し矩・・・距離や垂直、それ以外にも色んなケースで利用できる優れものです。

バール・・・テコの原理で重い物などを動かします。

カナヅチ・・・説明は不要ですよね。

レーザー距離計・・・メジャー代わりにレーザーで距離を測れます。直線を測る以外にも色んな測り方が出来ますが未だ使いこなせていません。

懐中電灯・・・これまた説明不要ですよね。

と無理やり7つにしましたが、他にも筆記用具やカメラは必需品ですし、もっと本格的に調査をするなら作業服や軍手、床下アタックなどの場合は、さらに厳重な服装と、住まいを汚さない事などに気を配りながら調査をします。そこまですると、かなりの肉体労働で、帰宅後はぐったりなのですが、今日の調査は目視調査+α程度でした。

無人駅

そして、「遠くに行きたい」風に無人駅を過ぎてゆく列車の姿で、今日の締めくくりです。