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応急危険度判定講習

兼ねてより再受講しようと思っていた「応急危険度判定」の講習を受けてきました。 それって、一体何やねん?と仰る方も多い事でしょう。

阪神大震災後や東日本大震災後にも建築士資格を持った判定士有資格者の方々が被災地に入り、ボランティアで作業に従事されていたのですが、余震などによる二次被害を防止する目的で建物の安全性について調査する作業で、その名の通り、あくまでも応急的に行われる作業です。

従がって、恒久的な復旧を目指す被災度判定や罹災証明の発行などに伴う作業とは全く関係がないものです。

あくまでも、建物は安全ですよ、危険ですよ、要注意ですよと言った警鐘を促す程度のもので法的強制力のあるものではありません。

しかし、専門的な立場でのアドバイスですのである程度の精度は見込めるものと思います。

私、実は大阪に居た頃に、この講習を受けて判定士資格を持っていたのですが、行政区域が変わると再受講しないと継続はできないと言われて止む無く今回となったのですが

でも、判定作業自体は全国どこへ行っても同じ内容なのだそうです。

それなら、余計に再受講の意味が分りませんが、確かに以前受けた講習とは全く違った内容でしたので、まあ良しとしましょう!