兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

土に還る

木が何らかの原因で、山の中でそのまま寿命
を迎えると、このように土に還るのが自然な
状態なのですが、製材されて用材化された木
が途中で、このようになると自然な状態と言
って喜んではいられません。

万が一住宅に使われている木が、こうなると
危険極まりないのですから。木は小口と言っ
て切り口に当たる面からは非常に良く水を吸
います。

導管と呼ぶ栄養や水分を運ぶ道が木の細胞の
中に通っていて、ストローの束のようになっ
ていることが原因です。

従って、小口面をそのまま見せた使い方をす
ると、そこから水分を吸って木が傷みやすく
なります。

例えば桁、母屋、棟木などは、そのような使
い方になりやすいのですが、当方ではそのよ
うな部分を鉄板で包んでしまい、対策をして
います。2枚目の写真が、その事例です。

Narito Ashida導管