兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所

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何で隠す?

三期工事、その後。
塀を建てるための基礎工事が完了し、
地面の鋤取りまでが済みました。

先日は目隠し塀の支柱を立てる前に
現地にて高さの確認でした。
図面で検討していたよりも10cm高くする方が
ベターと言うことで決定しました。

これまでは隣地が空地であったため
他人の目線を特に気にする必要は
ありませんでしたが、
急遽、隣にアパートが建設されることと
なりました。
幸いと言うべきか家の目の前が
アパートの建物で塞がれることは無く、
その駐車場となったため、
日射しが遮られることはありませんでした。

そして既にその駐車場も使用されていて
窓を開けるとその先には、
車の姿が目と鼻の先にあります。
こうなると、窓を開けるのにも
外に誰も居ないかを確認して
生活しないといけないので
目隠し塀が必要となったのです。

そして、その塀をどんな材料で作るべきか?
が課題となりました。
板塀で作ると、その裏側はアパートの
敷地になるため塗装などの
メンテナンスが出来ません。
かと言ってよくある擬木は所詮、
偽物なので使う気になりません。

ではアルミの既製品目隠しか?
と問われると、決して安くもなく、
そんな味も何も無い殺風景な物を見て、
ずっと暮らしていかなければならないのは
御免こうむりたいとのことで、
考えたのがとある2つの候補です。

工業製品ではありますが、
塀として使用されることは、
どちらも、そんなに無い物です。
結局、1つは割れやすいことを
理由に採用には至りませんでしたが、
さてどのような仕上がりになるかは、
もう少し先になります。

写真は高さ確認のために
試しに立てた支柱です。
養生の段ボールが被っているため
色は分かりませんが、
しっかりと目隠しが出来そうです。

因みに、タイトルの「何で」は、
whyの意味ではなく
what kind of の意味で捉えて下さい。