ヘッダー配管
本日は、「坂道に建つ家」の現場定例日でした。
建物の周りを囲む構造用面材もほぼ張り終えて、
窓の搬入もされていました。
建物が建つだけでは生活は成り立ちません。大
事なインフラである水や電気の工事も現場の進
捗に合わせるように並行して行われています。
昔の水道配管とは違って、ヘッダー配管と呼ぶ
方法が採用されます。ヘッダー配管とは写真の
ように一旦、建物の中に水道主管を引込み、ヘ
ッダーと呼ぶ分岐点から給水したい各所に排水
管を送る方法です。
こうしておくことで、給水に問題が生じた際に
問題が起こった個所の系統のみを交換や修理す
るだけで済むため非常に効率が良くなります。
ヘッダーから各所へ送水されている管にはご覧
のように送水先の名前が書かれています。
ヘッダーは床下にあることが多いため近くには
床下点検口を設けることになるのですが、無垢
のフローリングの個所に床下点検口を設けるの
も見た目や納まり上、今一つなので当事務所で
はコルク床を採用している洗面所の床下に設け
ることが多いです。